ディレクター オブ
セールス&マーケティング
平岡 賢人Hiraoka Kento
2012年入社
PROFILE
2012年、ケン・コーポレーションへ入社。入社後、(株)ケン・ホテル&リゾートホールディングス ホテル事業部 営業部に配属。2013年より海外アセットマネジメント部(現 運営支援第3部)へ異動。当社が海外で所有するホテルの管理(収支状況等の集約、経営層への報告を担当)。2016年より現職。
販売戦略成功に向けて、
自立自走できる組織づくりを。
現在、リーガロイヤル・ラグーナ・グアム・リゾートで、約14名を擁する営業部の統括を担っています。私以外のスタッフは様々な国の人たち。そうしたスタッフと協力して、日本、韓国、米国本土を中心に、各マーケットニーズに合わせて販売戦略を考え、客室を販売し、利益の最大化を目指していくことが、私のミッションです。
グアムに着任する以前、当社が海外で所有するホテルの管理業務を行い、その中でグアムも担当し、当ホテルの特徴やマーケット状況は理解していたので、やるべきことは把握していました。しかし、驚いたのは、日本とは「常識」が異なることでした。新しいサービスの導入などの営業施策は、フロントやレストランなど全部署の社員が把握していなければ、お客様に周知もできず、成果につながりません。だからこそ、報告・連絡・相談が重要というのが日本の常識ですが、ローカルスタッフにはこれが当たり前ではなかった(苦笑)。そこで彼らに「報告・連絡・相談」を浸透させるために心がけたのは、「こういうことを知りたいからやってほしい」「これを知ることはあなたのためにもなる」など、ゴールが見える状態で伝えることでした。毎日のように繰り返すうちに、最近、理想とする“自立自走できる組織”に近づいてきました。
ホテルのためになるなら、
なんでもやれ。
今、営業部として力を入れているのは、ソーシャルメディアの活用です。当ホテルを世界中の方々に認知してもらうためにいかに工夫するか。いわゆる“インスタ映え”はその大きなテーマの一つです。クリスマスに向けて、8000個もの風船を用いて巨大なツリーを手作りしたり、夜間にプール全面を幻想的に青く光るようライトアップしたり……。インパクトある非日常空間づくりを急ピッチで進めています。そうした中で、「ホテル館内の写真をインスタにアップしていただくと、飲料を無料にいたします」というサービスを始めたところ、当ホテルのインスタグラムの投稿数がほんの2カ月間で6倍にも増えました。一つひとつの施策には予算がかかり、結果として回収できるか分析することが前提ですが、「ホテルのためになるのなら、なんでもやれ」というのが当社のスタンスであり、そこにチャレンジしがいを感じています。
心から嬉しいのは、
お客様に喜んでいただけた時。
グアム観光の状況はどんどん変わっていきます。例えば、各航空会社の戦略に応じてグアム便の機材の大きさ、便数も変わり、それに伴って観光客数も変化します。また、時々で流行るディスティネーションの変化に伴い、グアムへの入島者数も増減します。そうした情勢を常に把握し、先回りした営業活動を行い適切な販売戦略を展開しています。
私が今掲げている目標は、「あのホテルに行きたいから、グアムに行こう」とお客様に思ってもらえるホテルにすること。そのためならどんな困難なことにも取り組みたいと思っています。自分が提案したものをお客様に楽しんでいただけたときは心から嬉しくて、それまでの苦労など吹き飛びます。ホテルの現場で働き続けたいというのが私の想い。ゆくゆくは総支配人になりたいですね。当社のホテルには総支配人の個性が反映されています。それは、当社が一人一人の社員の発想を大切にしてくれるからこそ。「こうやりたい」と伝え、それが上層部に響いたらゴーサインが出る。仮に提案してやってみて失敗しても責められません。そんな懐の深い会社で自分が目指すホテルをつくっていければ最高です。